lxc-console(1) | lxc-console(1) |
NAME
lxc-console - 指定したコンテナのコンソールの起動
SYNOPSIS
lxc-console
{-n name} [-e escape character] [-t ttynum]
説明
パラメータで指定したコンテナで tty サービスが設定され、利用可能である場合、このコマンドはコンテナにログイン出来るコンソールを起動します。
利用可能な tty は、このコマンドが取得した空いている tty です。 これは、コンテナに 4 つの利用可能な tty がある場合、コマンドは 4 個までそれぞれ異なる tty を取得して開きます。5 回目のコマンドは利用可能なコンソールがないため、失敗します。
コマンドは tty に接続します。 もし、接続が失われたり、切断された場合、コマンドは再度起動し、切断前の状態で tty の再取得をしようとします。
ttynum を 0 に設定すると、dev/tty<ttynum>の代わりにコンテナの /dev/console に接続します。
tty からの接続を切断し、lxc-console を抜ける時に、キーボードのエスケープシーケンスを使います。 デフォルトのエスケープシーケンスは <Ctrl+a q> です。
オプション
- -e, --escape escape character
- <Ctrl a> の代わりに使用するエスケープシーケンスのプレフィックスを指定します。 これは '^文字' または単なる '文字' で指定します。 例えば、<Ctrl+b q> をエスケープシーケンスとして使うには -e '^b' とします。
- -t, --tty ttynum
- 接続する tty の番号か、コンソールに接続するために 0 を指定します。 指定しない場合は、次に利用可能な tty 番号を自動的にコンテナが選択します。
共通オプション
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。
- -?, -h, --help
- 通常より長い使い方のメッセージを表示します。
- --usage
- 使い方を表示します。
- -q, --quiet
- 出力を抑制します。
- -P, --lxcpath=PATH
- デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。
- -o, --logfile=FILE
- 追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。
- -l, --logpriority=LEVEL
- ログの優先度を LEVEL
に設定します。デフォルトの優先度は
ERROR
です。以下の値を設定可能です:
FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。
このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意してください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。
- -n, --name=NAME
- NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列です。
- --rcfile=FILE
- コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。
(lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合でも、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。
- --version
- バージョン番号を表示します。
診断
- tty service denied
- 利用可能な tty がないか、コンソールを使うのに十分な権限がありません。 例えば、コンテナが "foo" ユーザの所有であるのに、"bar" ユーザがコンソールを開こうとしている場合などです。
SEE ALSO
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc-execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc-info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)
2024-09-16 |