rmiregistry(1) Remote Method Invocation (RMI) rmiregistry(1)

名前

rmiregistry - 現在のホストの指定したポート上にリモート・オブジェクト・レジストリを開始します。

概要

rmiregistry [ port ]

port

リモート・オブジェクト・レジストリを開始する現在のホスト上のportの数。

説明

rmiregistryコマンドは、現在のホストの指定したポート上にリモート・オブジェクト・レジストリを作成し、開始します。portの指定を省略した場合、レジストリはポート1099で開始します。rmiregistryコマンドに、出力機能はありません。通常、これはバックグラウンドで実行されます。次に例を示します。

rmiregistry &

リモート・オブジェクト・レジストリは、ブートストラップのネーム・サービスです。同一ホストのRMIサーバーが、リモート・オブジェクトを名前にバインドするために使用されます。次に、ローカルおよびリモート・ホストのクライアントはリモート・オブジェクトを検索し、リモート・メソッドの呼出しを行います。

レジストリは、一般的に、最初のリモート・オブジェクトの位置を指定します。そこで、アプリケーションはメソッドを呼び出す必要があります。その後、そのオブジェクトはアプリケーション指定のサポートを提供し、他のオブジェクトを探します。

java.rmi.registry.LocateRegistryクラスのメソッドは、ローカル・ホスト、またはローカル・ホストとポートで動作するレジストリを取得するために使用されます。

java.rmi.NamingクラスのURLベース・メソッドはレジストリに対して操作を実行し、任意のホストおよびローカル・ホストでのリモート・オブジェクトの検索に使用できます。単純名(文字列)をリモート・オブジェクトにバインドし、新しい名前をリモート・オブジェクトに再バインドし(古いバインドをオーバーライド)、リモート・オブジェクトをアンバインドし、レジストリにバインドされているURLをリスト表示します。

オプション

-J

Javaオプションとともに使用して、-Jの後ろに続くオプションをJavaインタプリタに引き渡します(-Jとオプションの間にスペースは入れません)。

関連項目

•java(1)
「java.rmi.Naming class description」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/api/java/rmi/Naming.html)
2013年11月21日 JDK 8