wsimport(1) Java Webサービス・ツール wsimport(1)

名前

wsimport - Webアプリケーション・アーカイブ(WAR)ファイルにパッケージできるJAX-WSポータブル・アーティファクトを生成して、Antタスクを指定します。

概要

wsimport [ options ] wsdl

options

コマンド行オプション。オプションを参照してください。

wsdl

Webサービスを呼び出す方法、パラメータに必要な値、返されるデータ構造についてのコンピュータで読取り可能な記述が含まれまるファイルです。

説明

wsimportコマンドは、次のJAX-WSポータブル・アーティファクトを生成します。これらのアーティファクトは、デプロイするWSDLおよびスキーマ・ドキュメントおよびエンドポイント実装とともに、WARファイルにパッケージできます。wsimportコマンドではwsimport Antタスクも提供されます。 http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/wsimportant.htmlのWsimport Ant TaskページのToolsタブを参照してください。

•サービス・エンドポイント・インタフェース(SEI)
•サービス
•例外クラスはwsdl:faultからマップされます(存在する場合)
•非同期レスポンスBeanはレスポンスwsdl:messageから派生します(存在する場合)
•JAXBが生成する値タイプ(スキーマのタイプからマップされたJavaクラス)

wsgenコマンドを起動するには、次を行います。

Oracle Solaris/Linux:

/bin/wsimport.sh -help

Windowsの場合:

\bin\wsimport.bat -help

オプション

-d directory

生成される出力ファイルを格納する場所を指定します。

-b path

外部JAX-WSまたはJAXBバインディング・ファイルを指定します。-bオプションで複数のJAX-WSおよびJAXBバインディング・ファイルを指定できます。これらのファイルを使用して、パッケージ名、Bean名などをカスタマイズできます。JAX-WSおよびJAXBバインディング・ファイルの詳細は、 http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/wsimportant.htmlのWSDL CustomizationのUsers Guideタブを参照してください

-B jaxbOption

JAXBスキーマ・コンパイラにjaxbOptionオプションを渡します。

-catalog

外部エンティティ参照を解決するカタログ・ファイルを指定します。-catalogオプションは、TR9401、XCatalog、OASIS XML Catalogの各形式をサポートしています。http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/catalog-support.htmlの Catalog SupportページのUsers Guideタブを参照してください。

-extension

ベンダー拡張を使用可能にします。拡張を使用すると、アプリケーションの移植性が失われたり、他の実装と連携できなくなる可能性があります。

-help

wsimportコマンドに関するヘルプ・メッセージを表示します。

-httpproxy: host:port

HTTPプロキシ・サーバーを指定します。デフォルトは8080です。

-keep

生成されたファイルを保持します

-p name

ターゲット・パッケージnameを指定して、WSDLおよびスキーマ・バインディングのカスタマイズ、および仕様部で定義されたデフォルトのアルゴリズムをオーバーライドします。

-s directory

生成されるソース・ファイルを格納する場所を指定します

-verbose

コンパイラ・メッセージを表示します。

-version

リリース情報を出力します。

-wsdllocation location

@WebServiceClient.wsdlLocationの値を指定します。

-target

指定されたJAX-WS仕様バージョンに従って、コードを生成します。バージョン2.0では、JAX-WS 2.0仕様に準拠したコードを生成します。

-quiet

wsimportコマンド出力を抑制します。

-bオプションを使用して、複数のJAX-WSおよびJAXBバインディング・ファイルを指定できます。これらのファイルを使用して、パッケージ名やBean名など、様々なものをカスタマイズできます。JAX-WSおよびJAXBバインディング・ファイルの詳細は、 https://jax-ws.java.net/nonav/2.1.2/docs/customizations.htmlのカスタマイズ・ドキュメントを参照してください

非標準オプション

-XadditionalHeaders

リクエストまたはレスポンス・メッセージにバインドされないヘッダーをJavaメソッドのパラメータにマップします

-Xauthfile file

認証情報を含むファイルを指定するWSDL URIです。このURIの形式は次のとおりです。

http://user-name:password@host-name/web-service-name>?wsdl.

-Xdebug

デバッグ情報を出力します

-Xno-addressing-databinding

W3C EndpointReferenceTypeとJavaのバインディングを有効にします。

-Xnocompile

生成されたJavaファイルをコンパイルしません

次の例では、Javaアーティファクトを生成し、http://stockquote.example.com/quote?wsdlをインポートしてアーティファクトをコンパイルします。

wsimport -p stockquote http://stockquote.example.com/quote?wsdl

関連項目

•wsgen(1)
http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/wsimportant.htmlの Wsimport Ant TaskページのToolsタブ
http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/catalog-support.htmlの Catalog SupportページのUsers Guideタブ
http://jax-ws.java.net/nonav/2.1.1/docs/wsimportant.htmlの WSDL CustomizationページのUsers Guideタブ
2013年11月21日 JDK 8