extcheck(1) 基本ツール extcheck(1)

名前

extcheck - ターゲットのJavaアーカイブ(JAR)ファイルと現在インストールされている拡張機能のJARファイル間のバージョンの競合を検出します。

概要

extcheck [options] targetfile.jar

options

コマンド行オプション。オプションを参照してください。

targetfile.jar

バージョンの競合を検出するために、現在インストールされている拡張機能JARファイルと比較するターゲットJARファイル。

説明

extcheckコマンドは、指定されたJARファイルのタイトルおよびバージョンがJava SE SDKにインストールされている拡張機能と競合していないかをチェックします。拡張機能をインストールする前に、このユーティリティを使用して、同じバージョンまたはより新しいバージョンの拡張機能がすでにインストールされていないかどうかを調べることができます。

extcheckコマンドは、targetfile.jarファイルのマニフェスト内のヘッダーSpecification-titleおよびSpecification-versionを、拡張機能ディレクトリ内に現在インストールされているすべてのJARファイル内の対応するヘッダーと比較します。デフォルトでは、拡張機能ディレクトリは、Oracle Solarisの場合はjre/lib/ext、Windowsの場合は\jre\lib\extです。extcheckコマンドは、java.lang.Package.isCompatibleWithメソッドと同様の方法でバージョン番号を比較します。

競合が検出されない場合、リターン・コードは0です。

拡張機能ディレクトリ内のいずれかのJARファイルのマニフェストに、同一のSpecification-title、および同一またはより新しいSpecification-version番号がある場合は、ゼロでないエラー・コードが返されます。targetfile.jarのマニフェスト・ファイルにSpecification-titleまたはSpecification-version属性がない場合も、ゼロでないエラー・コードが返されます。

オプション

-verbose

拡張機能ディレクトリ内のJARファイルを、チェック時に一覧表示します。また、ターゲットJARファイルのマニフェストの属性、および競合するJARファイルについても報告します。

-Joption

Java Virtual Machine (JVM)にoptionを渡します。optionには、Java起動ツールのリファレンス・ページに記載されているオプションを1つ指定します。たとえば、-J-Xms48mと指定すると、スタートアップ・メモリーは48MBに設定されます。java(1)を参照してください。

関連項目

•jar(1)
2013年11月21日 JDK 8